マスクをしていると、口の中のニオイが気になることがありますよね。
コロナ禍でマスクを着けるようになって、自分の口臭が気になるようになった人もいるでしょう。
マスク自体にニオイが付着していることがあります
新品のマスク自体が臭うことがあります。
マスクの素材自体のニオイに加え、マスクに使用される特殊フィルターや薬品などのニオイが「クサくて無理」と感じる人がいます。
石油を原材料としたポリウレタンで作られたマスクなどは原材料の持つ独特なニオイが残っていることもあります。
一部のマスクは酢酸で殺菌されており、消毒液のようなニオイがすることもあるようです。
マスクを着用することで口臭が強くなることがあります
実はマスクを着用すること自体も口臭の原因となることがあります。
普段は鼻で呼吸することが多い人でも、マスクを着用すると息を吸い込みにくくなり、無意識に口で呼吸することが増えてしまいます。
マスクを着けることで口呼吸が増え、抗菌作用のある唾液の分泌が少なくなると、口の中が乾燥してしまい、悪臭を引き起こす雑菌が増殖することで口の中の状態が悪化し、口臭が強くなります。
また、マスクを着けること自体がストレスとなって、口内の乾燥を引き起こし、口臭を招くことがあります。
だからこそ、マスクを着用している間は特にしっかりとした口腔ケアが必要です。
マスク内の嫌なニオイの原因
マスクに付着したニオイの正体は唾液のニオイです。
唾液は本来無味無臭の液体なのですが、唾液の分泌量が減って口内が乾燥してしまうと、嫌気性菌という雑菌が口内で繁殖するようになり、唾液はニオイを発するようになります。
マスクを着けたまま長時間会話をしたり、咳やくしゃみをした際に雑菌がマスクに付着し、高温多湿のマスク内で繁殖することによってマスクのニオイの原因となっているケースが多いです。
マスク内のニオイは外に漏れることがあります
口から発せられるニオイは一旦マスクの内側に閉じ込められますが、隙間から漏れて外に出てしまいます。
一日中着けていたマスクの内側のニオイを嗅いでみたことはありますか？
もし強いニオイがしたら、外にニオイが漏れている可能性があります。
マスクを着けているから口臭がわからないと思っていたら、それは間違いです。
マスク着用時のニオイ対策
長時間マスクを着用しなければならない場合のニオイ対策について以下にまとめました。
マスク内の湿度管理
マスク内が湿度の高い状態になると、雑菌やニオイの原因物質が増殖しやすくなります。
通気性の良い素材のマスクを選ぶか、長時間の使用後にマスクを取り外して通気を確保することが大切です。
小休憩を取る
長時間マスクを着用する場合、定期的に休憩を取り、マスクを一時的に外して口や鼻を通気させることをオススメします。
短時間でも十分にリフレッシュでき、ストレスが軽減されます。
口腔ケアの強化
長時間のマスク着用は口臭の原因になることがありますので、口腔内のケアがより重要となります。
口腔衛生のポイントを守り、口内の雑菌を抑えることで、マスク内のニオイが気にならなくなることがあります。
飲料水の摂取
こまめに水を飲むことで、口内の乾燥を防ぎ、口臭の発生を軽減することができます。
マスクの清潔保持
先述の通り、マスク自体にもニオイが付着しやすいです。
こまめにマスクを洗濯するか、使い捨てのマスクを利用することで清潔さを保ちましょう。
ま と め
マスクを着用すると口の中のニオイが気になることがあります。
これはマスクを着けることにより口呼吸が増え、唾液が減少するためです。
唾液が減少すると口内が乾燥し、悪臭を引き起こす雑菌が増殖して口臭がきつくなります。
マスクの内側に閉じ込められたニオイも、隙間から漏れて外に出ることがあります。
長時間のマスク着用が口臭を招くこともありますので、マスクの清潔さを保つこと、適切な水分摂取、口腔ケアの強化などが必要となります。
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